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老後を考える・老後の生き方

NHKスペシャル「女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら」の再放送や見逃し動画は?放送内容と視聴した感想

2018年12月28日午後10時よりNHKスペシャル「女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら」が放送されました。

70歳~83歳までの女7人。

それぞれが同じマンションの中で別々の部屋を購入。

女7人で老後を助け合って暮らす「友達近居」(どもだちきんきょ)という暮らし方を取り上げた、これまでにない視点のドキュメンタリーでした。

再放送について

再放送の予定はありません。
※当初、12月31日午前5:10から予定されていたのですが、違う番組(NHKスペシャル選「知床シャチ 謎の大集団を追え」)に変更になってしまいました。

またNHKオンデマンドでもレンタル配信されていたのですが、急きょ配信が終了となりました。

以下に放送内容と視聴した感想をご紹介いたします。

放送内容

NHKで長いことアナウンサーをしていた村田幸子さん(78歳)

自分が後期高齢者という年齢になった今、高齢者を取材しているといいます。

そのような中「年をとって幸せに生きるには?」

と考え始め、

10年前にはじめたことがあります。

それが「友達近居」

7人の女性が同じマンションの別々の部屋を購入し、お互いを見守りあいながら助け合って暮らしています。

7人の女性には共通点があります。

それは男社会の中でもまれながら仕事一筋で生きてきたこと。

そして独身であるということ。

ずっと独身のままの人もいれば、結婚して離婚した人もいますが、

共通点は現在は「おひとりさま」だということです。

「友だち近居」は「同居」とは違い個人個人は独立しています。

しかし、彼女たちはけっこう密な付き合い方をしているように感じました。

共通スペースもあり、ことあるごとに集まり、おしゃべりは夜中の12時を過ぎることも。

それに、足りない食材があった時や何か困ったことがあればすぐ電話してきてもらったりもします。

何より、家に帰ってきたときにだれかの部屋の明かりがついているとほっとするといいます。

「個を尊重しながらも助け合って暮らす」

そんな自分たちを彼女たちは

「個個セブン」

と言います。

彼女たちがこのような暮らし方を選択したのにはそれぞれの理由があります。

「一人じゃなくてよかったと感じる時。誰かの部屋の明かりがついているとき。」

この気持ちはなんだかわかるな~という気がしました。

感想

まずこのような暮らし方を10年も続けている人たちがいるということにただただ驚きました。

人は誰でも年をとって病気になってしまったらどうしよう、

自分の思うようにやりたいことができなくなったらどうしよう、

寝たきりになってしまったり、独りぼっちになってしまったらどうやって死を迎えるのだろう、

という漠然とした不安を抱えて生きています。

年をとることは楽しいことばかりではなく苦しいこともある。

いや、苦しいことの方が多いかもしれない。

それでも生きていかなくてはならない。

でもこればかりはいくら考えても答えもないし、私たちはつい見て見ないふり、考えないふりをしてしまう。

今回のNHKスペシャルはそんな問題にド直球にスポットをあてた作品だと思いました。

彼女たちは、独身でひとりで暮らしているとはいえ、快適なマンションの部屋を持ち、

「個個セブン」という仲間もいる。

もしかしたら彼女たちをうらやましい、恵まれているという人もいるかもしれません。

たしかに彼女たちは若いころからバリバリと働いてきたこともあり経済的にはかなり恵まれているように思えました。

それでも病気を患ったり、思うように動けない身体を抱え、ひとりぼっちのさみしさ、孤独感を抱えながら生きています。

仲間がいるのは楽しい。でも

延命治療、お墓、引き取り・・・

やはりそれは、全部自分ひとりで決めなくてはいけない。

年をとることはさみしいと言う人に

メンバーの一人が

「それはだれにも避けられないこと」

と言った言葉が印象的でした。

自分の人生の後始末を自分でつけること、人生の終い方について考えさせられるドキュメンタリーでした。

再放送と見逃し動画

再放送は現在のところ予定はありません。
※当初、12月31日午前5:10から予定されていたのですが、違う番組に変更になってしまいました。

※オンデマンド配信もされていたのですが、急遽予定が変更となり配信が終了となることになりました。

再放送も、配信もなくなったということでなにか事情があったのかもしれません。

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※この記事の内容は2018年12月29日時点でのものです。

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