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100分de名著

100分de名著 オルテガ「大衆の反逆」の再放送や見逃し動画の配信情報!

2019/02/28

2019年2月のNHK Eテレ「100分de名著」オルテガ「大衆の反逆」です。

いまからおそよ90年前に発表されたスペインの哲学書オルテガ・イ・ガセットによる思想書。

今こそ読み直す価値ある書としてNHK「100分de名著」で4週に渡って取り上げます。

「大衆の反逆」が書かれた1930年は、ムッソリーニ、ナチスヒトラーが勢力を広げるなどファシズムがヨーロッパに広がっていた第1次大戦後少し前の時代。

オルテガの故郷スペインでも独裁政治のもとで内戦が勃発し混乱を極めていました。

そのような時代に書かれた「大衆の反逆」は

大量の人間が社会の主役となる時代=「大衆の時代の到来」を今から一世紀も前に予見。

オルテガの言う「大衆」とは一体どのような人たちなのでしょうか?

解説は中島岳志さん。朗読は田中泯さん

オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)

大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)

第1回「大衆の時代」 2/4放送

「大衆」というのはみんなと同じであることを苦痛としないばかりか

他人と同一であることでかえっていい気持になる存在。

オルテガは大衆を

「Mass man」=「根無し草の群衆」

と呼ぶ。

大衆=平均人であり、

多数派にあぐらをかき慢心した坊ちゃん。

と容赦ない。

大衆は「庶民」とは意味は違う。

大衆とは階級ではなく

根無し草のように浮遊し、みなと同じであることをよしとする匿名の集団を「大衆」と呼んだ。

他者の動向にのみ注意を払う大衆はやがて異質なものを排除し、大衆が民主主義の中で政治の中心になっていく。

一つの同質な大衆が公権力を牛耳り、反対党を押しつぶし、絶滅させていく。

それは大衆の反逆と呼ばれる。それによりヨーロッパは危機に陥っていく。

第2回「リベラルであること」2/11放送

第2回は「真にリベラルであること」について読みとく。

オルテガは大衆化に抗して自由主義(リベラリズム)を擁護する

リベラルとは単に自由ということではない。

30年戦争によるカソリックとプロテスタントの対立

他者を認めよう、寛容になろうという思想がリベラル

他社を受け入れること=自由主義

しかし、他社を受け入れることは面倒な行為でもある。

礼節、マナー、言葉遣いが大切になってくる。

自分と違う人たちとなんとかやっていく、折り合いをつけながらやっていく

その英知こそが「リベラル」「人間の英知」なのだ。

そして『敵とともに生きる。反対者とともに統治する。』

これができる人を勇気や責任感をもつ精神の貴族と呼ぶ。

リベラルを実現するには丁寧に折り合いをつけていったり、めんどうなことまどろっこしいことをしていかなければならない。その意思こそが人間の美しさなのだ。

第3回「死者の民主主義」2/18放送

民主主義の劣化は「過去よりも現在が優れているといううぬぼれ」から生まれる。
死者や過去のことを無視した民主主義は人の欲望を暴走させる恐れがある。

死者は「死者として生きている」

人は傲慢なのに不安がある=基準がないから→過去を無視する時代

民主主義と立憲主義の違い
民主主義=多数派(生きている人間優先)
立憲主義=多数派がいいと言ったことでもやってはいけないことがある(死者の尊重)

民主主義の主体は「生きている人間」、それに対して立憲主義の主体は「死者」である。

過去の膨大な蓄積の中で同意形成してきたことがあり、死者の重みを考えて投票しなければ民主主義はおかしくなってしまう。

民主主義の暴走を止めるべき。

真の民主主義とは「死者とともに生きること」=「死者の民主主義」

現代のネットの祭り化(炎上)などもオルテガの大衆化の危機に共通するものがあるのではないか。

解決策=時代を遠くから見ること。
「クレオパトラの鼻が見えなくなるだけの距離から見ればいい。」

現代は近視眼的になっている。もっと広い視野を!とオルテガは言いたかったのではないだろうか。

第4回「保守とは何か」 2/25放送

保守の系譜でとらえられているオルテガ。第4回は「保守とはなにか?」について考える。

現代人は人間の理性を過信しすぎている。
合理的に社会を構築していければやがてユートピアができるという楽観主義が蔓延しているが、どんな人間でもエゴイズムや嫉妬からは自由になることはできない。

ただし昔の人間が完全であるというわけではない。
今生きている人間も不完全だが、昔の人間も完全ではない。
だから大切なものを守るためには変わらなければならない。

「私は、私と私の環境である」
実は私は私自身が選択しなかったもので成り立っている。
私はいろんな環境の中で生きている。
その環境を救わなければ私も救われない。

一人の人間は複数の共同体に所属することが大切。
強いつながりだけでなく弱いつながりも需要。

解説者まとめ「熱狂を疑え」
今の時代は1つのことを信じると、異なる他者を排除してしまう。
しかし自分と異なる意見のものに耳を傾けることが大切である。
熱狂して一気に忘れていくのではなく、地に足の着いた環境で1個1個自分の畑を耕していく。
そこにはじめて人類の環境があるのではないか?

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