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NHK BS1スペシャル

NHK「サピエンス全史」BS1スペシャルのあらすじ・まとめ 再放送や見逃し動画の視聴方法 まだ読んでいない人必見!

世界で販売部数1000万部を超えるベストセラー「サピエンス全史」

NHK BS1「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史」より

ビル・ゲイツやザッカーバーグ、ホリエモンも愛読し、池上彰さんも読んで衝撃を受けたという話題の書の全貌を明らかにするNHK BS1スペシャル「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史」が2019年1月1日に放送されました。

番組では著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏に池上彰さんがインタビュー。
人類250万年の歴史を全く新しい視点で語る衝撃の書の全貌が明らかに!

すでに放送は終了していますが再放送・動画の視聴方法についてご紹介いたします。

「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史」

世界中で話題沸騰のベストセラー「サピエンス全史」ですが、読みたいと思いつつも上下巻分厚くなかなか読む時間がないという方も多いと思います。

そのような方にぜひおすすめなのが2019年1月1日にNHK BS1スペシャルで放送された「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史」です。

とてもわかりやすく興味深い内容で、これまで考えたこともなかったような驚きの視点で人類250万年の歴史を解き明かしていきます。私も本は未読でしたが、番組を見てカルチャーショックを受けるとともに衝撃の書、人類必読の書と言われる理由がわかりました。

どんなことが書いてあるのか、なぜここまで世界中の人を夢中にさせているのかが気になっている方、サピエンス全史の全体像をつかみたい、という方にもおすすめのまさに本をギュッと要約したような内容の動画になっています。

本は読む時間もないけれど、とりあえず知識として押さえておきたい、という方にもおすすめですよ!

再放送・見逃し動画

再放送 NHK BS1
2020年12月7日(月)午前9時~午前10時50分
2020年12月13日(日)午前0時50分~午前2時30分
で再放送決定!

※配信は終了しました。

「サピエンス全史」概要

われわれ人間(ホモ・サピエンス)は

「どこからきたのか」「何者なのか」そして「どこへいくのか」

地上の支配者と言われるホモ・サピエンスは、人類誕生から、認知革命、農業革命を経て人類の統一へと発展してきた。

しかし、今私たちは幸せなのだろうか?

貿易戦争、ナショナリズム、格差・・・

「幸福を考えるヒントは人類の歴史の中にある」

豊かになったのに幸せを実感しにくくなったのはなぜ?
どうしたら幸福になれるのか?

「人間の幸福」という視点から歴史を解き明かしていきます。

今回インタビュアーを務める池上彰さんもこの本に魅せられた一人。

これまで読んだ歴史書の中でも「個人の幸せから歴史を見る」という発想のものはなかったと言います。

どうしてこのような着想を得たのか?とハラリさんに質問。

それはハラリさんの原点に秘密がありました。

イスラエル出身のハラリさんは自然とグローバルな視点、物事を俯瞰する視点が身についていったと言います。

「あらゆる視点、生物学、経済、資本主義を知らなければならない」

サピエンス全史は上巻・下巻があり、

上巻は
第1部 認知革命
第2部 農業革命
第3部 人類の統一

と3つのパートからなっていますが、動画でもその流れで進んでいきます。

認知革命

もともと私たちの祖先であるホモ・サピエンスはアフリカで生まれた「とるにたらない一種族」にすぎなかった。

当時、より力の強いネアンデルタール人という別の種族もいた。
しかし、ホモサピエンスはネアンデルタール人を駆逐した。

それはなぜか?

サピエンスの特徴は

「フィクションを信じる力」

にある。

ネアンデルタール人は「目に見えるものしか伝えられない」それに対して
サピエンスは「フィクションを共有できた」

だから集団で協力して何かをなしとげられるようになった。

それこそが「認知革命」

フィクションを信じる力を得たホモ・サピエンスは地上の覇者になった。

人間が仲間と協力できるのは「フィクションを信じる力」があるからこそ。

現代でもそれは同じ。会社だってみんながあると信じているからこそ成り立っている。
「神」も「国家」も「お金」もフィクションだ、とハラリさんは言う。

農業革命

1万2千年前に起こった農業革命。

これまで「農業=幸福、安定」というのが通説だった。

しかし、農業が発展して人類は長時間労働にしばられるようになり、貧富の差が生まれた。

農業は王国・帝国を形成したが、農民の視点から見るとより苦しくなった。

階級社会と搾取のはじまり。

さらに、もともと人間は狩猟にむいていていたのに農業に従事するようになってヘルニアや関節炎など健康上の問題まで抱えてしまう。

農業革命で人は幸福になっていない。

そして驚きの視点を提供する。

それは穀物の側からみれば、人間は1年中朝から晩まで働き、仲間をふやしてくれる存在

「小麦や米がわたしたちを家畜化したのだ」

人間が米の面倒を見ている、米の世話をしている、つまり人間が米につくしているのだという。

農業革命によって国と国の争いが起き、一人ひとりの幸福は減ったというのがハラリさんの考えだ。

人類の統一

宗教の役割とは「超人間的な正当性を与えること」

神々が定めたものだから絶対的であり人々が従う。そして社会が安定する。

政治秩序は一神教の上に成り立っている

しかし、それは良い力にもなるが、悪い力にもなる。たとえば、エルサレムが聖地というのも書物にかいてあるからであり、フィクションである。

そして、池上さんとの対談時で驚きの発言が。
聖書もフィクションということはハリーポッターのようなものとも言えるとハラリさん。

また、神とはポケモンのようなものだとも。
街を歩いてもポケモンはいない、でも携帯電話をみるとポケモンがいる。

そして今、人類は統一へ向かっている。その鍵は貨幣

貨幣は最強の征服者、お金こそ物語。

お金は紙切れに過ぎない、それこそフィクションそのものである。

想像上の財をなぜ人々は信じるようになったのか?

それは科学技術の進歩により富の総量を増やせることに気付いたから。

それが資本主義。

「資本主義=世界を征服した唯一の宗教」

そして信念は経済成長

でも、今を生きる皆さんはそれで幸せになったのか?

物質的な豊かさは増し、寿命が延びたが、

戦争、格差、経済システムのひずみ、AI、地球温暖化などあらたな問題が起こっている。

これから未来はどうなるのか?

ロボットテクノロジー、AIによって火星に住むことも夢ではなくなってくる。

そして人間は、天地創造を実現し、神の能力を手にしようとしている

10万年前ただの類人猿にすぎなかった私たちは今、神になろうとしている
動物から神へのアップデート。

私たちは今歴史上もっとも重要な選択を迫られている。

と、ここまでが「サピエンス全史」の回の内容になっています。
とにかく面白い!

その先の未来に関しては続編のホモ・デウスでより詳しく描かれます。(こちらも第2部として2019年1月1日にNHK BSで放送されました。)

難しいと言われる「サピエンス全史」ですが、番組では本に出てくるよりも容易な言葉を用いてわかりやすいように解説してくれていますので、とても見やすいですし面白いです。

1月の放送ではBS1スペシャル『“衝撃の書”が語る人類の未来~』第1部「サピエンス全史」第2部「ホモ・デウス」として放送されました。

※配信は2021年12月28日まで

配信は終了しました。

※ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界 ~海外の知性が語る展望~」は2021年4月8日まで「緊急対談 パンデミックが変える世界 ユヴァル・ノア・ハラリとの60分」は4月22日まで配信予定です。

予定は変更となる場合があります。最新の情報はU-NEXT公式サイトでご確認ください。

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