世界中で実用化競争が進むAIロボット
著しい経済効果の反面、人間の雇用が大幅に奪われる懸念もある。
「AIは心折れることがない」
「AIは労働組合を作らないし、ストライキもしない」
5月12日(日)のNHK BS1スペシャルでは世界7か国をめぐりAIロボットが切り開く未来を読み解いていく。
【12日夜】世界中で実用化競争が進む、AIロボット。製造、運送、サービス、農業などあらゆる産業に導入され、世界のGDPを押し上げると予測されている。その反面、人間の雇用が大幅に奪われる懸念も。
AIロボットが切り拓く未来は、どんな姿なのか?実用化の最前線![BS1]https://t.co/ctO8LWLrcK— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) 2019年5月11日
再放送・見逃し配信
放送
2019年5月12日(日) 午後10時~
再放送
2019年5月17日(金) 午前1時20分~
2019年5月22日(水) 午前9時~
前半と後半に分かれて配信されており1話110円(前半後半両方見ると220円)となりますが、U-NEXTに初回会員登録すると視聴に使える1000円分のポイントをプレゼント!
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放送内容
私たちの未来を大きく変える現実がすぐ目の前に来ている。
まず訪れたのは、アメリカラスベガス
AI導入の実験場になっている。
店員やバーデンダーもロボット。
注文が入ると原料を組み合わせてカクテルを作る。
そのような中、経営者と労働者との交渉が激化。
労働者はロボットには心の通った接客なんて無理だと言うが、
経営者は効率化と客寄せを期待してAI導入をどんどんと進めている
AI導入が積極的に勧められているアメリカ
AI導入による経済効果は400兆円以上、DGPを14%押し上げるとも言われている
もっとも活躍が期待されているのは農業の分野だ。
たとえば「いちご摘み」の作業。
腰をかがめてイチゴを摘む作業は肉体的につらくこれまでアメリアでは移民の仕事だった。
しかし、トランプ大統領の移民政策により、過酷な労働を頼ってきた移民が少なくなり、労働力の確保ができなくなっている。
そこでイチゴ農家が出資し、いちご摘みのためのAIロボットを開発。
ロボット1台で人間30人分の仕事をすることができるという。
世界のAI導入の現場へ
さらに、ソルトレイクシティ、フランス、中国へ
人に代わって面接をする面接用AIも登場
ネット通販の会社では注文が入るとAIロボットが品物を集め、
次に仕入れる商品もAIが発注。
人の姿はほとんどない。AIだけしかいないフロアも。
中国の無人スーパーマーケット
買い物を終え、ゲートから出ると代金は自動的に引き落とされる。
AI導入による私たちの仕事への影響は?
このままいけば大規模な雇用不足が発生するのは5年先とも言われている。
アメリカの調査会社によるともっともAI導入により仕事に影響を受けるのは日本なのだという。
2030年までに最大で52%の作業が自動化されるという予測もある。
その背景に日本の賃金高さがある。
実際、今、日本でAIロボットの導入はどこまで進んでいるのか?
人間しかできないと言われてきた仕事がAIにとって代わられている。
たとえば、
「レーザー半導体の検査」
キズを見つけ、どの製造工程に問題があるのかを指摘
テスト運用するも見事な正確さでAIの導入が決定した。
他にも日本では
ソフトバンクが積極的にAI導入を進めていることはよく知られているが、
みずほフィナンシャルグループもAIの積極的な導入を発表し、将来への雇用への不安が噴出した。
今後私たちの仕事がAIにとって代わるのは2020年はまだ3%程度、
しかし、2020年おわりには20%、
2030年代半ばには30%の仕事が奪われると予想されている。
ベーシックインカム
番組ではその解決策の1つとして「ベーシックインカム」が紹介された。
ベーシックインカムとは国や自治体が、収入の有無にかかわらず、生活に最低限必要なお金を住民に支給するというもの。
そうすることで生活のための仕事に追われることなく、自分の好きなことや資格取得やスキルアップなど自分の未来をよくするために行動することができる。
カナダのハミルトンではベーシックインカムの実験を行った。
比較的収入が少ない人を対象に実験。
対象者となった人は
「日々の生活に追われていたがベーシックインカムのおかげで来年10年後をよくするための行動がとれるようになった」
「健康や食事にお金を使えるようになった」
と幸せそうな顔を見せた。
しかし、1番の大きな問題は「財源」
さらに人々が勤労意欲をなくし、怠惰にならないかも懸念される。
実際にカナダの実験も政権交代により中止となった。
メリットは
生活の不安がなくなり、自分がやりたいことに時間とお金を使えるようになること。
たしかに、今の収入に、べーしインカムで10万円なり13万円なりが支給されたり、かなり生活にも余裕がでるし、そのお金でいろいろやりたいこともできそうですよね。
番組を見た感想
AIに関しては、特にこれと言って目新しい情報はありませんでしたが、これまでのAIの進化と今後の方向性を大まかにつかむにはわかりやすい内容でした。
雇用の分野で、AIの進化の影響を世界中で日本が1番受けるかもしれないというのは驚きでした。
AIしかいない仕事場やAIによる面接などどこか無機質でちょっと怖さすら感じるところもあるのですが、いずれこれが当たり前になっていく日も近いのかもしれません。
解決策の1つとして、番組ではベーシックインカムについてても紹介されていましたが、それが世界的に実現するのはかなり難しそうです。
私たちに今できることといえば、AIの進化から目を背けることなく情報取集し、自分なりに今後生き残れる仕事とは何か?を考え、今からスキルアップしたりなど準備しておくことくらいでしょうか。
大規模な雇用減少が数年後起こるかもしれません。
その時、仕事を失ってから準備したのでは手遅れになってしまう可能性もあるのですから。
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※この記事の情報は2019年5月13日時点での情報です。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。2週間以降の配信についてはわかり次第更新いたします。