これまでとはちょっと違ったドキュメンタリーが見たい、そんな方におすすめなのがNHKのナレーションのないドキュメンタリー「ノーナレ」です。
不定期で放送されていてこれまで20数作品以上放送されてきましたが、中でも視聴して衝撃を受けたのが猟師・千松信也さんに密着した「けもの道 京都いのちの森」です。
京都市北部に暮らす罠(わな)猟師・千松信也さん43歳
手作りの「くくり罠」でイノシシなど野生動物を仕留め、その肉を食べて暮らしている。
秋から冬にかけての猟期に密着したナレーションのない45分間。
追記
2019年7月10日(水)にNHK BSプレミアムで2018年に放送された「ノーナレ けもの道 京都いのちの森」を再編集し、新たな映像も加えた「密着700日 ワナ猟師 千松信也」が放送されました。
そちらの見逃し動画についても以下で追記しています。
※番組では「動物を殺める映像が流れます。ストレスを感じる方は視聴をお控えください。」という注意書きが流れますので予めお伝えいたします。
放送内容
猟をはじめて17年。獲物の足が掛かるとキュッとしばるという単純な罠でイノシシやシカなどの野生動物を仕留める。
輪の直径は12㎝以下
その罠を広大な山のどこにしかけるか、知恵を絞る。
けものの気配が濃い場所を捜し歩く。
けもの道
それは、けものが何度も何度も歩くことでできた道。
いたるところにあるフンや足跡、泥をこすった後、
そこをたどって行く。
どうやったら罠を踏んでもらえるか、罠の先に小枝を置くなど地味な作業を繰り返す。
日没とともに森が動き始める
日が沈むと森は昼間とは違った様相を示す。
動物たちが動き出す
毎日必ず3つの山に掛けた罠10丁を見回る
漁解禁3日目
見事イノシシが罠にかかっていた。
激しく威嚇してくるイノシシ。
千松さんは相手(動物)の目を見てその命を奪うのだと言う。
猟を始めた理由
「自分の食べる肉を自分で調達したい」
子供の頃から、人間が生態系から離れたものであるということに違和感があったという。
動物として、暮らしていきたい。
運送屋で働き、妻と子供、家族を養いながら家族の食べる肉を自分で調達する。
街と山の境い目での暮らし。
誰かに殺してもらった動物の肉を食べるだけの自分が嫌だった。
だから自分で殺して食べる。
それを残酷という人もいるかもしれない。しかし一方で、現在イノシシは有害動物という形で捕獲され、大量に駆除されているという現実がある。
撮影を進める中、千松さんが山から帰る途中、足場が崩れ捕ったイノシシとともに落下、骨折した。
医師からは手術をすすめられるも
「自分だけそんなずるいことしていいのか」と悩む。
千松さんは結局、手術をしないという道を選んだ。
それが、これまで何百頭もの動物と向き合ってきた千松さんの答えだった。
視聴して
いきなり出てきた野生動物を殺めるシーンに動揺する。
危険もある中、なぜここまでして?
その理由はドキュメンタリーを観続けるうちに分かってくる。
人間とはそもそもどんな存在なのか?
そんな普段考えもしなかったことを考えさせられたドキュメンタリーだった。
骨折して手術をするのは、動物に対して対等ではない。
なんていう発想、普段の暮らしをしていたら絶対に出てこない。
衝撃を受けたドキュメンタリーでした。
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放送予定
見逃し動画
ノーナレ「けもの道 京都いのちの森」
※「ノーナレ」で検索してください。
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※この記事の情報は2019年7月13日時点での情報です。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。