NHK Eテレの「100分de名著」2017年11月の名著はイギリスの哲学者ラッセルの「幸福論」です。
「幸福は待っていてもやってこない」
「幸福は自分でつかみとるもの」
これまで古今東西さまざまな哲学者が書いてきた「幸福論」
数ある幸福論の中でもすぐに役立つ「実践的幸福論」と言われるラッセルの幸福論を紐解きます!
解説者は哲学者の小川仁志さんです。
放送・再放送・動画配信
放送・再放送はすでに終了していますが、100分de名著「ラッセル幸福論」はNHKオンデマンドや動画配信サービスU-NEXTなどで単品1話110円で動画を配信しています。(2020年10月21日まで配信予定)
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バートランド・ラッセル(1872-1970)
1872年イギリスの名門貴族の家に生まれたラッセル。
祖父ジョン・ラッセルはイギリスの首相を務めた人物。
ラッセルは4歳までに両親を亡くすという不幸に遭遇。その後、プロテスタントの祖父のもとで厳しい教育を受けた。
厳しいしつけのもと孤独な子供時代を過ごし自殺願望を持つようになる。
ケンブリッジ大学に進学したラッセルは数学や哲学に興味を持ち、その後は数学者を志し業績をあげていく
第二次世界大戦がはじまると政治にも関心を持つが、愚かな戦争を好む人間の非合理性に疑問を抱くように。
数学、政治、哲学、教育に興味をもちまい進したラッセルは、2回目の結婚をした58歳のころ、出版した幸福論が世界的にベストセラーとなる。
その後ノーベル文学賞を受賞、平和と核廃絶を訴え、97歳でその生涯を閉じる。
活動的でエネルギッシュな哲学者でもある。行動する哲学者ラッセル。
「幸福論」について
幸福論の背景
ラッセル58歳の時にかいた哲学的エッセイ。
堅苦しくなく実践的として評価されている。
アラン、ヒルティの幸福論に並ぶ世界三大幸福論の1つ
第1回 不幸の原因
ラッセルが幸福になれた理由
1、自分が一番望んでいるものが何であるかと発見して数多く獲得する。
ラッセルがまず出会ったのは数学への情熱
2、望んでいるもののなかで獲得不可能なものは捨てる
自分の能力ではかなわないものはあきらめる
3、自分の欠点に無関心になる
自己否定感の克服関心を外にむける
私がなるほどな~と思ったのは1番です。毎日がなんかつまらないな~と思ってしまうとき、そういう時って雑事に追われて、自分の好きなことや熱中できることができていないとき。
生きがい、時間を忘れるほど夢中になれる趣味、など言葉で言ってしまうと陳腐になりがちですが、たしかにそれがないと人間不幸を感じやすくなてしまうのではないかなと思います。
3つの理由の根底=究極のポジティブシンキング
外に目を向けるしかない!
不幸の原因=自己没頭
第2回 思考をコントロールせよ(11/13放送)
不幸の原因8つ
1、悲観主義
2、競争→バランスを取る
3、退屈と興奮
4、疲れ→宇宙的に考えよ
5、ねたみ
6、罪の意識
7、被害妄想
8、世評に対するおびえ
「幸福論」ではこれらの原因1つ1つに対してラッセルが具体的に思考方法や解決法を説明していきます。
→「考えるべきことを考えて、不幸の原因を取り除け!」
それには思考のコントロールが必要
第3回 バランスこそ幸福の条件(11/20放送)
人は熱中すると幸福になれる(達成の喜び、目的の実現)
→趣味に熱中する。たとえば切手収集、体験の収集など
興味をできる限り幅広くせよ。
人や物に熱中せよ。
「人や物に対する反応を敵意あるものではなく友好的なものにせよ」とラッセルは言います。
人だけでなく物にも、というところが興味深いですね。
幸福の源
熱意
愛情
家族
仕事(人生の目的の手段、技術の向上・建設性)
私心のない興味(趣味)
努力とあきらめ(人生でやるべきことのバランス)
何かをするから人は幸福になれる。
自分を見つめているだけではなにも生まれない。
第4回 幸福をもたらすもの(11/27放送)
幸福な人とは?=客観的な生き方をする人
自己没頭するのではなく自分の興味と愛情を外に向ける。そうすることで自分が人の興味と愛情の対象にされる。
人から好かれていないと幸福に離れない=双方向の関心
趣味・興味に生きる
本当にやりたいこと、知りたいことに興味を持ち、それに従って生きる。自分の中から自然に湧き上がってくること。自分を冷静に振り返ることが必要。
社会とつながって生きる
社会に生きる以上、社会とつながっていないと幸福にはなれない。
「幸福な人は宇宙の市民である。」
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※この記事の情報は2017年11月22日の情報を2020年1月21日に更新しました。更新日より日にちが経過している場合は配信が終了していることもあります。