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NHK大河ドラマ

「べらぼう」第1話あらすじ 再放送・見逃し配信

江戸のメディア王「蔦屋重三郎」の半生を描く第64作大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が2025年1月5日(日)からスタートしました。

第1話は「ありがた山の寒がらす」が放送されました。

放送・再放送

第1話「ありがた山の寒がらす」
放送 NHK総合
2024年1月5日(日)午後8時~

第1話再放送 NHK総合
2024年1月11日(土)午後1時05分~

見逃し配信

見逃したという方はNHKプラスで1週間配信があります。

第1話: 1/12(日) 午後8:59まで

以下では第1話のあらすじをご紹介いたします。

第1話「ありがた山の寒がらす」

明和九年(1772年)、江戸の町を大火が襲う。櫓の上で鐘を叩き人々に逃げるように叫ぶ蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、人々が急いで逃げる中、幼なじみの花魁・花の井(小芝風花)が人の流れに逆らい戻るのを目撃する。

蔦重が花の井を追うと、吉原の見習い童女さくらとあやめと共にいた。2人が願いが叶わなくなるから稲荷を連れていくと言って聞かないという。

すると蔦重は、燃えなきゃいいんだなと二体の狐を焼けないようにどぶに鎮めると、社を担いで花の井たちとともに駆け出した。

だが、火は激しさを増すばかり。

燃え盛る江戸の町を逃げる中、蔦重は逃げることなく一人立ちつくす少年と出会う。親の姿はなく蔦重は少年の手を引き一緒に逃げた。

江戸幕府誕生から170年。長い太平の世で人々が燃やすのは戦火ではなく、欲望の業火。

この火事も無宿坊主が盗みを企て、目黒の寺に火を放ったのが事の起こりだった。

火は三日三晩町を焼き尽くした。それから1年半が過ぎた安永二年(1773年)、稲荷は戻通りになり、吉原では三千人の女郎を含む約一万人が暮らしていた。

吉原の近くにある茶屋「蔦屋」で働く蔦重こと蔦屋重三郎は、幼い頃に駿河屋に拾われ、そこで暮らしている。蔦屋の跡取りで店主の次郎兵衛(中村蒼)とは違い、蔦重は拾い子の一人に過ぎない。

茶屋は吉原の案内所で、客の刀や荷物を預かったり、女郎屋の情報を教えている。

火事の際に連れ帰った少年を自らの幼名である唐丸(からまる)と呼び仕事を手伝わせていた。

蔦重は茶屋の仕事の合間に小遣い稼ぎに女郎たちに貸本を届ける仕事もしていた。

ある日、貸本をもって大見世の女郎屋・松葉屋を訪れた。ここの花魁の花の井は、蔦重に浄念河岸にいる朝顔姉さんに料理を届けるように頼む。

浄念河岸(じょうねんかし)とは、吉原の場末で、大見世とは比べ物にならぬほど安い。吉原の中は格差社会だった。

体を壊した朝顔はうらぶれた二文字屋で寝込んでいた。蔦重が持って行った食事は後で食べるといい手をつけない。

女郎たちは3日も客が来ていないと、薄い粥をすすっていた。

このところ、吉原は客の入りは思わしくなく、無許可の岡場所や宿場に客を取られていた。

女郎たちの窮状に、頭を悩ませる蔦重。そんな中、数人の男を引き連れた武家がやってくる。花の井を見かけ自分の相手をさせろをせがんできたその男は、火付盗賊改方・長谷川信雄の跡取りで平蔵、後に鬼平と呼ばれる男だ。

花の井との仲を取り持つという蔦重の口車に乗せられた長谷川は極上のカモとなったのだった。

ある日、吉原でまたしても火事が起こる。ボヤで済んだが、腹をすかせた女郎のしわざだった。暗澹となる蔦重はさらに追い打ちをかける事実に直面する。

幼い頃から世話になった朝顔が死んだのだ。盗人に身ぐるみはがされ無造作に捨てられている朝顔にそっと着物をかけると、蔦重は唐丸に朝顔との思い出を語った。

吉原には好き好んでくる女などいないが、食事だけは食べられる。それが吉原だったが、いまは食べることすらままならない。

朝顔は蔦重が持ってきてくれた食べ物を自分は食べずに飢えた女郎たちに食べさせていたのだった。

蔦重は、吉原を脅かす宿場や岡場所を取り締まる「けいどう」を女郎屋の親父たちに訴えるが全く相手にされない。それどころが怒鳴り散らされてしまう。

怒る蔦重に突然目の前に現れた謎の男(安田顕)が、田沼様に訴えてはどうかと助言する。

蔦重は田沼の屋敷に入り込んで「けいどう」と願い出るも、宿場の繁栄が重要と一蹴される。

そして田沼(渡辺謙)から「お前は何かしているのか、客を呼ぶ工夫を」と問われ、蔦重ははっとする。その言葉に目が覚めた思いの蔦重は「まこと、ありがた山の寒がらすにございます!」と頭を下げた。

その後、吉原に戻った蔦重は、けいどうを頼んだこと知った吉原の親父たちに散々怒られる。しまいには田沼のもとにまで行ったことを知られると、親父たちは、大きな桶に重しを乗せ、蔦重を三日間もの間閉じ込めたのだった。

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