2025年9月20日(土)のブラタモリは「京都 国宝・三十三間堂」が放送されました。
【タモリ 京都 三十三間堂へ】
仏像も、本堂も、すべてが国宝。
火災、地震、戦乱……
幾度もの困難を乗り越え、約800年もの間、守られてきた秘密に迫ります。今回は78分の超拡大版です。
国宝を愛する方はもちろん、弓道愛好者の方もね。20(土)夜7:30[総合]https://t.co/byH6c5qUdG
— NHK PR (@NHK_PR) September 18, 2025
9月20日のブラタモリは、78分の超拡大版「国宝 三十三間堂スペシャル」
仏像と本堂すべてが国宝!千体の観音像がズラリと並ぶ姿が圧巻の三十三間堂。
平安時代に創建され、約800年もの間火災や地震、戦乱など数々の危機からどう守られたのか?その秘密に迫ります!
放送・配信
放送 NHK総合
2025年9月20日(土)午後7:30~
再放送
現在再放送予定は未定です。(9/27時点)
ブラタモリは現在、定期的な再放送は行われておらず再放送が決まった場合は随時NHK番組HP等でお知らせがあります。
ちなみに前回は8月23日(土)の東京大学編が放送される前に、以前放送された東京編(三軒茶屋・青山)の再放送がありました。(再放送がある場合は関連する過去回が放送されるケースが多いようです。)
最新の放送予定はNHK公式HPでご確認ください。
見逃し配信
放送より1週間はNHKプラスで見逃し配信があります。
配信:9/27(土) 午後8:47まで
NHKオンデマンドでは2週間限定で配信があります。
三十三間堂SP
単品レンタル:10月4日まで
NHKまるごと見放題パック:10月7日まで
単品レンタル(1話220円/72時間)または「NHKまるごと見放題パック※」(月額990円)で視聴することができます。
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放送内容
柱と柱の間が33あることでそう呼ばれている「三十三間堂」
創建は平安末期の1164年。創建80年ほどで火災で全焼し、現在あるのは鎌倉時代の1266年に再建されたものです。
焼ける前とまったく同じ状態で再建され、800年近く残っています。
正面には大きな千手観音坐像があり、左右に500体ずつ合計千体の観音様が立っています。
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お堂の中には、ずらりと千体の仏像が並んでおり、その姿は圧巻!さらに二十八部衆という神様と風神雷神像を合わせて1,032体あり、お像と本堂も全てが国宝となっています。
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800年もの間、多くの人たちの願いを受け止めてきた三十三間堂。
今回のお題は…
「国宝・三十三間堂はなぜ守られた?」
です!
長い歴史の中、戦争や火災、地震などの災害があったにもかかわらず、ほぼ当時のまま残されている本尊。
そもそも誰がどのような思いでつくり、800年もの間どうやって戦争や災害を乗り越えてきたのか?
「この景色は ほかにない」
とタモリさんも感動の三十三間堂の秘密に迫ります!
以下は放送内容をまとめています。
三十三間堂はなぜ作られた?
そもそも千体もの仏像をがずらりと並ぶタモリさんも“とてつもない発想”と感嘆する「三十三間堂」をつくったのは後白河法皇。
後白河法皇が三十三間堂を作りたかった理由は、平安時代の貴族の間に広まった「末法思想」が原因にあります。釈迦が亡くなり二千年経つと仏の教えが正しく伝わらず世が乱れると言うもの。
仏の思想が消えるのを防ぎ、仏の世界のすばらしさを表現するために作られた三十三間堂は、1032体ある仏像が徐々に増えていったのではなく、はじめから建物、仏像が同時進行で創られたものです。
千=無限を現わすとされ、千体もの観音様は人々にとっては無限の力に感じられたはず。
後白河法皇が願われたのは、亡くなってからの幸せではなく現世で幸せになるといういま平和になって幸せなるという「現世利益(げんぜりやく)」でした。
そんな現世利益をもたらしてくれるのが観音様。正式名称は、千手千眼観世音菩薩と言い、手のひらに眼を持っていて、さらに手にはさまざまな道具を持ち、手を変え品を変え人々を救い、現世利益をもたらしてくれると言われています。
道具を持った手が40本あり、1本で25の世界を救うと考えられており、合わせて千の世界を救うことから「千手観音」と呼ばれているそうです。
なぜ守られたのか?
三十三間堂の観音様をよく見ると違いがあり、鎌倉時代に作られたものと平安時代の観音様が2つあった。火事で全焼した際、火災から助け出された観音様が124体残っていた。
守られたのは、火災の際に僧たちが必死に運び出したからであり、運び出すこと自体が「行」でもあったからだった。仏様を守ることが仏教を守るという僧たちの強い思いが観音様を守り、その強い思いは時代を超えて受け継がれてる。そのために訓練もされてきた。
現代も形をかえて訓練が行われているそう。
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今では考えられないですが、昭和には、観音様を実際に消防隊員の人が脇に抱えて外に運び出す訓練もやっていたそうで、番組で当時の映像が紹介されましたが衝撃でした。
さらに観音様は重心が低く、横揺れを軽減する地震にも強い仕組みもあった。
最大のピンチが!
そんな三十三間堂にも最大のピンチが訪れる。応仁の乱で残った建築物は京都でもわずか4つ。その1つが三十三間堂だった。だが応仁の乱を境に戦乱の世となり、お寺に自由にお参りができなくってしまった。そんな三十三間堂を救ってくれたのが、お堂の裏にある1002体目の観音様だった。室町時代に作られた観音様で室町仏と呼ばれている新しい仏様が全国を行脚した出開帳のおかげで各地から寄付が集まり、守られたのだった。
さらにお堂の外にも守られた秘密が!
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地盤の強化。
三十三間堂の土地は、もともとは地盤に弱点があったが、発掘調査で地盤をよくする工夫が判明。砂と粘土を交互に積み重ねることで地盤を強化し、地盤の改良を行っていた。突き棒で砂と粘土を交互にまいてトントンと突いて地盤を強化するという800年前の地盤強化の工夫がいまも三十三間堂が守られていることにつながっている。
豊臣秀吉と三十三間堂
さらに三十三間堂が守られた秘密はまだあった!
その秘密は、豊臣秀吉がつくった幻の京都大仏。
三十三間堂を出て南に進むと、南大門という大きな門があり、南大門から北へとまっすぐ進むと大きな石垣が。この石垣を作ったのが豊臣秀吉。
そして、石垣をたどってしばらく行くと鳥居があり、秀吉をまつる豊国神社がある。
神社は明治になって建てられたもので、それより以前にそこにあったのが、秀吉がつくったのが大仏だった。
大仏と三十三間堂の関係は?
江戸時代初期に描かれた図を見ると、南大門がありぐるっと囲まれ、大仏殿と三十三間堂がまるで同じ施設内の建物のように見える。それはなぜなのか?
南大門へと続く道には太閤塀と呼ばれる塀があり、その塀をつくったのは、秀吉ではなく当時、秀吉の子・秀頼に代わって運営を担っていた五大老の筆頭・徳川家康だった。
家康は、大仏と三十三間堂を一体化して1つの大きなお寺にし、東大寺に代わって国を守ろうとしたのだった。
家康が三十三間堂を巨大宗教空間にしたことで、経済的にも援助され、三十三間堂が長く守られ続けることになったのでした。
最後には、タモリさんも「これを見られるとは思わなかった」と言葉を失うほど美しい、夜空に輝く幻想的な三十三間堂の観音像の姿が特別公開されました!
とても面白かった今回の三十三間堂SP。三十三間堂は2年前に行ったのですが、このブラタモリを見てから行ったらもっと面白かっただろうな~。ラストの夜の三十三間堂は圧巻!夜の三十三間堂もいつか見てみたいです。通常は17時に閉門(冬は16時)なので、見れない光景です。特別拝観などでやっていた時期もあるみたいですが、残念ながら現在はやっていないようです。でもテレビ画面からでも幻想的な日本ならではの美しさが伝わってきて感動しました。秀吉や家康の三十三間堂との関わりも面白く、また京都へ行きたくなりました。
視聴方法
「三十三間堂SP」を視聴してみたいという方はU-NEXTで2週間限定で配信中!
画像:U-NEXT公式サイトより
三十三間堂SP
単品レンタル:10月4日まで
NHKまるごと見放題パック:10月7日まで
単品レンタル(1話220円/72時間)または「NHKまるごと見放題パック※」(月額990円)で視聴することができます。
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