「平成」も残り数ヶ月で終わろうとしている今、平成を振り返る番組が増えてきていますが、NHKでも激動の平成30年を振り返る「平成史スクープドキュメント」(全8回)をシリーズで放送しています。
第1回の2018年10月「大リーガー 野茂」に始まり、これまで第8回「情報革命 ふたりの軌跡~インターネットは何を変えたか~」まで放送され、シリーズ終了しました。
これまでの放送
第1回「大リーガーNOMO ~“トルネード” 日米の衝撃~」 2018年10月21日放送(未配信)
第2回「バブル 終わらない清算~山一証券破綻の深層」 2018年12月2日放送
第3回「劇薬が日本を変えた~秘録小選挙区制導入」 2018年12月22日放送
第4回「安室奈美恵 最後の告白」 2019年1月20日放送(配信終了)
第5回「“ノーベル賞会社員”~科学技術立国の苦闘~」 2019年2月17日放送
第6回「東京 超高層シティー 光と影」
第7回「自衛隊 変貌の30年~幹部たちの告白~」
第8回「情報革命 ふたりの軌跡~インターネットは何を変えたか~」
1回につき平成を象徴する人物や出来事にスポットを当て、そこから平成という時代を浮き彫りにしていくというシリーズ「平成史スクープドキュメント」
新たな証言や新発見の資料から激動の平成30年を振り返ります。
今だからこそ出てくる証言によりまた新たな驚きが!
また、安室さんの回などは「平成史」ということを抜きにして「引退の真相」を初めて告白した番組としても放送後は大きな反響となりました。
これまでの放送内容と、再放送があるものは放送日時の紹介、これまでの放送をまとめて見れるサイト、このページの最後でお得な視聴方法もご紹介します。
再放送・見逃し配信
再放送
【9日夜・再】 #NHKスペシャル #平成史 第1回から第3回を、9日(火)夜に再放送予定です。[総合]
第1回 大リーガーNOMO~トルネード・日米の衝撃
第2回 バブル 終わらない清算~山一証券破綻の深層
第3回 劇薬が日本を変えた~秘録 小選挙区制導入~https://t.co/vTfPKmrp1d— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) 2019年4月6日
※現在再放送予定はありません。(7/15時点)
見逃し配信
第1回「大リーガーNOMO」の回に関してはオンデマンドの配信がありません。
第2回「山一證券破綻の深層」
第3回「秘録小選挙区制導入」
第5回「ノーベル賞会社員」
第6回「東京 超高層シティー 光と影」
第7回「自衛隊 変貌の30年~幹部たちの告白~」
第8回「情報革命 ふたりの軌跡~インターネットは何を変えたか~」
※第4回「安室奈美恵 最後の告白」の配信は終了しました。
単品は220円、特選見放題パックは月額972円ですが、見放題パックに入ると「平成史」だけでなく、NHKの対象作品約7000作品が1ヶ月見放題となります。特選見放題パックは放送から2週間経過した番組が対象となります。
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ここからはそれぞれの放送内容をご紹介します。
第1回「野茂英雄の独占告白」
平成という時代は多くの日本人大リーガーが誕生した時代だった。
これまで57人の日本選手が大リーグという世界最高峰の舞台に立った。
イチロー、松井秀喜、大谷翔平、田中将大、松坂大輔
その始まりは平成7年、26歳の一人の若者だった。
野茂英雄。これまでメディアにあまり姿を現すことのなかった野茂がはじめて波乱に満ちた野球人生をカメラの前で初めて語った。
野茂が大リーグに挑戦した当時の野球界はアメリカへの移籍のルールが確立されていない時代だった。
入団4年目のシーズン後、野茂は大リーグへの挑戦へと踏み出す。
ただ「大リーグに挑戦してみたい」その気持ちしかなかった。
しかし、日本の球団はこれまで大リーグへの移籍を一度も許可したことがなかった。
当時の所属球団(近鉄)としても日本球界の宝、野茂という大スターを簡単に手放すことはできなかった。
しかも大リーグへの挑戦を許可したところで、球団には何1つメリットがなかった。
94年第1回契約更改交渉が行われた。
その時野茂は「任意引退書」にサインして交渉に臨んでいたいたことを今回番組で初めて明かした。
任意引退とは、体力の衰えなどを理由に選手自ら球団に引退を申し出ること。
移籍のルールが確立していなかった当時、それしか方法がなかった。
もうこれで「野球(をやることが)終わってもいい」と腹をくくっていた。
その野茂の固い決意を前に球団もとうとう折れた。
日本での成功を捨て、最低保証年俸(当時1000万円)で海を渡った野茂。
しかし、野茂のその行動は日本ではげしいバッシングを引き起こした。
わがまま、大リーグでは通用しない。
そんな野茂を受け入れたのはオマリー率いるドジャーズ球団だった。
日本からやってくる若者の勇気を買いたい。
1995年5月2日 、サンフランシスコ。野茂はついに大リークのマウンドに立った。
その後、野茂のトルネード投法はアメリカに大きな衝撃を与えた。
そして、日本のみならずアメリカでも野茂フィーバーが巻きおこっていく。
最後に今、大谷選手の活躍を見てどのように感じているかと質問に「僕もやりたいです」
「投げたい」と答えた野茂さんが印象的でした。
※残念ながら第1回に関して、NHKオンデマンドの配信がありません。以下の第2回~第5回に関してはNHKオンデマンドや動画配信サービスを利用して使用することができます。
第2回~第5回もすべて見ましたが、さすがNHK!という内容でどれもおすすめです。
第2回「山一證券破綻の深層」
1997年、山一証券が自主廃業した。
これまでつぶれることがないと思われてきた大企業がなくなった。
山一証券の廃業が引き金になったかのようにその後銀行がつぎつぎと破綻していく。
そこから日本は失われた20年へと突き進んでいく。
当時、山一証券の社長が「社員は悪くありませんから」とテレビの前で号泣した謝罪会見のインパクトは大きかった。
しかし、社長は今回の取材を拒否。
番組では破綻を招いた張本人と言われる人物が顔は映さないと言う条件ではじめてテレビの前に登場した。
隠ぺいの手法を考えた人物だ。
自主廃業から20年以上。いまだからこそ得られた貴重な証言によりなぜこのような事態になったのかを改めて検証する。
第3回「秘録小選挙区制導入」
第3回は平成6年(1994年)の「小選挙区制導入」にいたるまでの1800日の舞台裏に迫る。
「小選挙区制」の導入、それは55年体制と呼ばれた戦後政治を一変させた劇薬だった。
1988年、リクルート事件により国民の政治不信は頂点に達していた。
国民の怒りが高まる中で、議論されたのが選挙制度改革。
それまで日本の選挙制度は1つの選挙区から3~5人が当選する「中選挙区制」だった。
しかし、同じ政党の候補者同士が競い合う事態が発生し、選挙費用も膨大になっていた。
それに対して、「小選挙区制」は1つの選挙区で1人しか当選できない。
そのため、政策を競い合うことで有権者が政党を選択できる。
小選挙区制に変えるべきだと主張したのが当時自民党幹事長の小沢一郎だった。
しかし、小選挙区制は自民党にとっては政権を奪われかねない劇薬だった。
それまでの政治は55年体制という自民党が過半数、社会党がおよそ1/2議席という与野党もたれ合いの体制だった。
しかし、小選挙区制になると政権交代が可能になる。
小沢は主張する「議会制民主主義を定着させるには小選挙区が一番いい」
一方、小選挙区制にもっとも強硬に反対していたのが小泉純一郎だった。
賛成派、反対派がせめぎ合う中、2度にわたる法案不成立を経て1994年、細川連立政権のもと小選挙区比例代表並立制が誕生した。
そして1996年、小選挙区比例代表並立制のもと衆議院議員選挙が行われた。
その後、小選挙区制の恩恵を最も受けたのが郵政選挙での小泉純一郎だとも言われている。
導入から23年、平成が終わろうとしている今、政党の離合集散の果てにたどり着いたのは一強多弱の政治体制。
政治不信は解消されたとは言いがたい状況だ。
第4回「安室奈美恵 最後の告白」
第4回は「安室奈美恵 最後の告白」
平成を代表する歌手・安室奈美恵が平成が終わろうとしている昨年、引退した。
第4回の映像は安室奈美恵さんが引退前に長時間の独占インタビューに応じたもの。
そこでこれまで語ることのなかった「引退の真相」をカメラの前で初告白した。
この告白により引退の理由が彼女の口からはじめて語られた。
※配信は終了しました。
第5回「ノーベル賞会社員 田中耕一」
2月17日に放送された第5回「“ノーベル賞会社員”~科学技術立国の苦闘~」の見逃し配信もスタートしました。
現在は、平成史第2回~第5回までU-NEXTで配信中です。
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そのポイントを使って視聴が可能です。
※このページの配信情報は2019年7月15日時点でのものとなります。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトをご確認ください。