6月15日に放送(19日深夜に再放送)があったNHKのETV特集「希望の大地~北海道 厚真町 ふたりの開拓物語~」を視聴しました。
去年9月、北海道胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町。そこで出会った一組の夫婦。
2人の歩みを地震数日後から8ヶ月追い続けたドキュメンタリー。
米農家の夫婦を通し、被災者の今を見つめる。
【19日深夜・再】ETV特集「希望の大地~北海道 厚真町 ふたりの開拓物語~」は19日(水)深夜に再放送予定。
去年9月の地震で大きな被害を受けた北海道・厚真町。あきらめず復興へと歩む、ある米農家の夫婦の姿を通し、試練に直面した厚真の今を見つめる。[Eテレ]
#音尾琢真 https://t.co/q98z0vOu5b— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) 2019年6月18日
北海道厚真町で農業を営む夫婦、松平功さん(77歳)と信子さん(73歳)
胆振東部地震で深刻な被害を受けた。
町はライフライン確保のための作業に追われ、まったく長期的な見通しがたたない。
「来年もコメ作りができるのか?」
そんな不安に襲われる中、信じられないような事実が判明する。
米を一粒でも収穫すれば国から補償が受けられないという。
補償をうけるためには食べられる米すら廃棄しなければならない。
二人が築いた大地
これまで夫婦は2人で朝から晩まで大地に向き合い働いてきた。
長い結婚生活の中、時には食べる米に事欠くこともあった。
4人の子供を育てながら暮らしが豊かになるように2人で築いてきた大地。
その山が地震で一瞬にして崩れてしまった。
そんな厳しい状況でも信子さんは笑顔を絶やさない。
「くよくよしてもしょうがない」
しかし、そんな信子さんがつらい表情を見せた場面があった。
育てた稲を廃棄処分しなければならなくなったときだった。
信子さんの笑顔
地震から数か月後、仮設住宅に入居した2人
ここから自宅に通って農業を続けることを決意した。
地震にあうまでは本当に幸せな人生だった、と語る信子さん。
しかし夫婦には過去に辛い出来事があった。
2人の娘・みゆきさんは脳に重い障害がある。
生後半年のとき、信子さんが目を離した隙に、布団で窒息。
脳に重い障害を負った。
「後悔はしたくない。あの時・・・って思うからね。」
どんなつらい時も信子さんが笑顔を忘れず、前を向いて生きる理由がわかったような気がした。
今年5月、2人は仮設住宅を離れ自宅に戻った。
また朝から晩まで大地と向き合う毎日がはじまった。
視聴して
素晴らしいドキュメンタリーだった。
どんな時も命さえあればなんとかなる、と前を向く信子さんの笑顔。
「死の寸前まで前向きでなきゃ」という功さんの言葉。
本当に強い生き方を見せてもらった。
明日さえ見えない状況の中でも笑顔を絶やさず再び大地に向き合う姿に勇気をもらった。
再放送は6月20日(木) 0:00~・水曜深夜
※終了しました。次回再放送予定は未定です。
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※配信は終了しました。
※この記事の情報は2019年6月20日時点でのものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。