回を重ねるごとにさらなる衝撃と濃密な展開が待ち受けるガンニバルシーズン2。
第5話ではいよいよ銀の過去、すべての呪いの始まりが明らかになる「過去編」がスタートしました。
この記事ではガンニバル シーズン2 第5話のあらすじをご紹介いたします。
第5話「追憶」
神社に身を潜める大悟と恵介を前に、来乃神神社の宮司・正宗(橋爪功)はもう70年以上の前の話だと過去を語り始めた。
1949年、供花村では食糧が足りず飢えて死人も出る中、後藤家だけは食料をため込み、今と同じように供花村を支配していた。
後藤家は金次(豊原功補)が当主になってからおかしくなっていった。
だが、後藤家は神社の神山家にだけは手荒な真似はしなかった。かつて吉宗が、後藤家と政府との橋渡しをしたことで後藤家は潤い、恩があるからだった。
吉宗は後藤家からも村人からも一目置かれ、村人と後藤家の橋渡し的な役割を果たしていた。
そんな父・吉宗に連れられ後藤家にやって来た正宗(倉悠貴)はそこで美しき後藤銀と出会う。
父は銀のことを「あの女は正気を失のうとる」というが、正宗は銀の美しさに心奪われる。
その後、正宗はひとりで池のほとりにいる銀を見かけ声をかける。怪我をしている銀を見て正宗は父を呼ぼうとするが、銀はそれを止め、あなたに誰にも聞かれたくない話があるという。
正宗は銀を来乃神神社の宮司になる者だけが知っている洞窟へと連れて行く。
そこで銀は、金次からひどい扱いを受けていること、自分は後藤家とは血がつながっていないこと、銀の母は村の慰みものだったこと、父が誰かも分からないと悲惨な身の上を語った。
この村に居場所がないという銀に正宗は、そんなこと許されない。あなたは、一人の立派な女性だと力強く話す。あなたのことが知りたいという正宗に銀は「私のすべてを知ってください」と正宗を誘惑する。
あっという間に身も心もすっかり銀のとりことなった正宗は
「僕がこの村を変える。平和な村にしてみせる。」
と誓うのだった。
すっかり銀の手中に収まった正宗。暇があれば逢瀬を重ねて愛を確かめ合うようになったが、あっという間に関係は村中に知れ渡り、引き離されてしまう。
奉納祭の日に落ち合う約束をし、隙を見て逃げだした正宗と銀。そこで正宗は銀から子供ができたことを告げられる。
正宗の子がどうかわからないという銀だが、それでも正宗は、僕の子だ、責任をもって育てるという。
正宗は、その子供に自分と銀と2人でつくる真っ白な世界にちなんで「白銀(しろがね)」と名付けた。
そのころ祭りの会場では神社の坊ちゃんがいなくなったと村人たちが騒ぎ出してた。
村人のくまは、正宗と銀が一緒にいるのを見つけると、銀に突如襲い掛かった。
だが、銀は鋤で反撃し、くまを殺害。そんな銀を吉宗は、来乃神にささげる生贄にすると言い、村人たちの手で銀は、山の木に縛られつけられ放置された。そんな銀の前に人を喰らうという「カシハベ」という謎の人種が現れる。
後藤銀の狂気
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シーズン1の第1話、大悟が赴任してきた翌日に遺体として発見された後藤銀。いきなり後藤家の当主が亡くなるという展開に衝撃を受けましたが、その後もいないながらも大きな存在感を発揮してきた後藤銀。
後藤家にとって銀の存在がものすごく大きなものなのはわかりましたが、なぜ銀があの後藤家の中でそこまで大きな力を持つようになったのか?と感じていました。
第5話ではまだ謎が明らかにはなったところまではいっていませんが、後藤銀の「狂気」をまざまざと見せつけられ、その理由の一端が分かったような気がしました。
銀の魅力により、あっという間に手中に嵌ってしまった神社の息子・正宗。純粋な愛や正義感も次第に「狂気」へと変わっていきます。
正宗を手中に収めたと確信したときの銀の笑み、その後、村人くまを殺した後の笑い、など銀の狂気を恒松祐里さんが圧巻としか言えない演技で見せてくれます。
シーズン1では柳楽優弥さん演じる大悟の狂気に圧倒されましたが、シーズン2では恒松祐里さん演じる若き日の後藤銀の狂気に圧倒。
さらにその後のシーズン2第7話ではあの人(白銀)の狂気にもやられましたし、まさに「狂気」のぶつかり合い!
常識を超えた展開が怒涛のように押し寄せてくるシーズン2も必見としか言いようがないです。
※この記事の情報は2025年4月22日時点でのものです。