2019年4月2日(火)のプロフェッショナル仕事の流儀は「疾走、あんこ道~菓子職人・小幡寿康~」が放送されました。
今夜の #プロフェッショナル は #放浪の菓子職人。自らの店を持たず、店を渡り歩いては極上のあんこ炊きを伝授し、その技ひとつで30軒以上を再建させてきた。かつて皇室御用達の菓子を任される職人だった男が、いわば流しの生き方を選ぶことになった謎。秘められた思いが明かされていく。
今夜10:30~ pic.twitter.com/pUFKM6Rr4N
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) 2019年4月1日
放浪の菓子職人と呼ばれる小幡寿康(72)さんは自分の店を持たず、店から店を渡り歩いては、30軒以上の菓子店を再建させてきました。
型破りな技で炊かれる小豆本来の香りと味を秘めたあんこは、名だたる老舗や名菓子店の職人が教えを請うほど。
その極上の味わいは老舗菓子職人をもうならせます。
実は、かつて皇室御用達の菓子を作る職人だった小幡さん。
しかし、そこまでの腕を持つ職人が、なぜ自分の店を持たずに店から店へと渡り歩くような放浪の生き方を選ぶようになったのか?
今夜、そこに秘められた思いが明かされます。
見どころ
300年以上変わらずにきたあんこ炊きに革新をもたらした小幡さん。
皇室御用達の菓子職人、革新をもたらした技。
その華々しい言葉とは裏腹に、小幡さんの経歴を調べてもほとんど詳しい情報はありません。
まさに裏方に徹してきた証とも言えますが、皇室御用達の菓子を任されるほどの職人がなぜ、流しのような生き方を選び、裏方に徹してきたのでしょうか?
気になりますよね。
今夜そこに秘めた思いが明かされます!
あんこを炊き続けて半世紀以上、その旅路の果てに見たものとは?
放送内容
小豆を煮えたぎった湯で浸す「豆殺し」
雑味の元となるへそを取り除く「へそ外し」
型破りな方法で炊きあがったあんは
「小豆の風味がこれまでとまったく違う」
と多くの菓子職人が口をそろえます。
昭和23年、菓子屋を営む両親のもと生まれ、21歳で地元岐阜店の菓子屋に就職。
高い技術力でまたたく間に全国に名を知られる職人に。
しかし、23年前に店を辞めて以来、流しとして転々とする生き方を選びます。
これほどまでに高い技術をもちながらなぜ全国を放浪するのでしょうか?
その理由はなかなか教えてもらえませんでした。
しかし、道中の半ばもすぎたころ、小幡さんが話し始めました。
それは一人の後輩の死でした。
感想
はてのないあんこ道、その道をいく覚悟。
「命かけなきゃいかん。」
その奥深さ、奥どころか底がない。
「これだけやってきてもまだわからない。」
と小幡さんは言います。
流しをしながら店から店へ。
その道中かならず立ち寄るのは山の中。
「石器を捜し歩く」
そして、何万年の昔の人がどのようなことを考えていたのか妄想する
そんな時間が大切。
思いもよらないところから発想のヒントを得ているんだな~と興味深い。
1ヶ月で8軒もの店を訪れるほど依頼が絶えない小幡さん。
しかし、自宅に戻るとわずかな時間があればあんこを炊きます。
あらゆる依頼に対応できるように。
72歳になり、多くの職人から教えを請われる立場になりながら
まだまだ飽くなき探求心を持ち「なぜなぜ」と追及する姿勢に勇気をもらえました!
「44歳の時に戻った気分。もう一度やり直しがきくきがして」
最後に小幡さんが言った一言が強く印象に残りました。
今回のプロフェッショナル仕事の流儀は、自分の生きる道を模索しているすべての人におすすめです!
※「疾走、あんこ道~菓子職人・小幡寿康~」の配信は終了しました。
※この記事の配信状況は2024年5月に更新しました。最新の配信状況はU-NEXTでご確認ください。