2019年7月21日(日)のNHK「目撃!にっぽん」は、「荒海にかけた青春 外国人技能実習生の日々」が放送されました。
人手不足を支える漁業の労働現場で働く外国人技能実習生たち。
3年前、夢と希望を胸に日本にやってきた彼らが実習期間を終え、思うこと。彼らを取り巻く日本の現実とはどのようなものなのか。
【21日午前】 #目撃にっぽん 「荒海にかけた青春 #外国人技能実習生 の日々」は、21日(日)午前6時10分から放送予定です。過酷な底引き網漁の現場を支えているインドネシア人技能実習生たち。彼らが日本で見た現実とは?[総合]
「人知れず日本海で…」
番組Dからのメッセージ→https://t.co/HnlpmEr9Sb— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) 2019年7月20日
放送・見逃し動画
放送
2019年7月21日(日) 午前6時10分~
再放送
現時点では再放送の予定はありません。
見逃し動画
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放送内容
松葉ガニ漁がさかんな鳥取県岩美町。
3年間の技能実習を終え、帰国を目前に控えていたインドネシア実習生たちの中に、一人進路が決まっていない学生がいた。
船長を目指して日本にやってきたデデ(23)
3年間仕事に追われる日々をすごした。
日本でトップを誇る底引き漁船に配属されたデデの仕事は過酷だった。
一度漁にでれば不眠不休、命の危険と隣り合わせの危険な現場。
特にデデは1番下っ端ということでだれよりも遅くまではたらいていた。
しかしどれだけはたらいても技能実習生の給料は一律13万円。
日本人は最盛期は200万円もらえる仕事だ。
あるとき、デデは事故で指を切断、海で働くことが怖くなり、帰国も考えた。
その時励ましてくれた仲間がいた。
しかし、デデが指のケガで仕事休んでいたとき、漁に出ていたその仲間が転覆事故で亡くなった。
ケガをしていなければデデも乗っていた船だった。
過酷な労働、指を切断するケガ、仲間の死、3年間の技能実習を終えたデデは夢を失っていた。
スタッフはインドネシアに帰ったデデのもと訪ねた。
家族は、土地を買い、父は家具店を開業。
妹が高校に行く費用もデデが出した。
日本を目指す後輩の指導の仕事に就くことになったデデは「お金を稼ぐ強い意志がないと日本では成功できない。」と後輩たちに語った。
【まとめ】
以前放送された「ノーナレ荒海ゴールドラッシュ」の裏側にあったさらに過酷すぎる現実。
日本人は200万円、技能実習生はどれだけ働いても13万円。
それを聞いた時、力が抜けたというデデ。
それでも指でけがをしたとき以外1日も休まず、3年間仕事をしたという。
一番下っ端ということで200万円以上もらっている日本人よりも多く働かされた。
船長を夢見て憧れの日本にやってきたデデは3年間の技能実習を終えて、指を失い、友を失い、夢をあきらめ、祖国へ帰っていった。しかし祖国では土地を手に入れ、父親はビジネスを軌道に乗せ、妹の学費まで賄うことができた。
彼が日本でつかんだものとは何だったのか?
最近NHKの数多くの番組で技能実習生の課題が取り上げられている。普段は見えないけれど、日本にあるもう1つの現実がそこに映し出されていた。
あまりにも過酷すぎる現実に制度の見直しが必要だと感じざるを得ない。
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関連番組
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※この記事の配信情報は2020年2月23日に更新しました。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。