NHK Eテレで放送中の「世界の哲学者に人生相談」
今回のお悩みは「家事が全て面倒くさい!どうすれば良い?」です。
NHK Eテレ 04/11 22:50 世界の哲学者に人生相談「どうする?家事が面倒くさい!対策法は? 高田純次」 #nhketv #世界の哲学者に人生相談 https://t.co/rwx2QXtkrQ
— NHK Eテレ(教育テレビ) (@NHK_ETV) 2019年4月11日
ゲストは夏木マリさんです。
再放送・見逃し配信
毎週木曜 午後10時50分~
再放送
毎週木曜 午後1時05分~
見逃し配信
初回放送日から2週間限定で配信しています。
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そのポイントを使って見ることができます。(4/25まで)
「家事が全て面倒くさい!どうすれば良い?」の配信は終了しました。
放送内容
活動的に見える夏木さんですが
実は「生きていくのが面倒くさい」という究極のめんどくさがりで
朝起きるのさえ面倒なのだとか。
解説者は山口大学教授・哲学者小川仁志さん。
お悩みは昨年入籍し夫と2人暮らしの28歳主婦の方から。
「とても面倒くさがりで料理や掃除洗濯もやりたくないと思ってしまう。
パートをしているので、毎日の家事が面倒くさくてしかたがありません。
休日も外に出るのがおっくう事務も旅行も
面倒くさいと言う感情をなくすことはできないのでしょうか?」
私も家事や料理がめんどうなたちなので、今回のテーマはかなり気になります。
今回のお悩みにこたえるのは
フランスの哲学者 メルロ=ポンティ(1908-1961)です。
メルロ=ポンティとは
南仏で少年時代を過ごし18歳でパリの学校に入学
そこでのちにフランス哲学界の中心人物になるサルトルやボーヴォワールに出会い、日々、激論をたたかわせる。
実はメルロ=ポンティはボーヴォワールの元カレ。
メルロ=ポンティはそれまでの定説を180度変えた。
これまではルネ・デカルト「われ思うゆえに我あり」意識こそが元も重要と考えられていたが、
メルロポンティは意義を意識だけではない身体もたいせつなのでは?と考えた
身体論
メルロ=ポンティは身体の役割を「前期、中期、後期」に分けました。
前期
20歳から36歳ごろ
キーワードは両義性=2つの意味がある
身体は練習を重ねると意識へ影響を与えるようになる
「身体が意識を変える 悪い習慣も身体が変えてくれる」
中期
キーワード「間身体性」
身体同士が影響を与え合うようになる
「世界と私は同じ肉でできている 世界を変えれば意識も変わる」
後期
肉=身体
後期になると影響を及ぼしあうものがさらに広がっていくと考えた
身体と身体だけでなく、空を飛ぶ鳥や動物たり花々、植物
すべてものものが影響しあっている
自然環境も自分の体と一緒なのではないか?
想像してみてください。
あたたかい日差し
そよかぜ
草花
それらもあなたと同じ身体なんです。
たしかに、想像しただけで気持ちよさそう
周りの環境が影響を与える。
それが自分の意識を変えることがある。
たとえば、海外に旅行に行くこともその1つ。
「環境を変えると意識が変わる」
まずは自分の周りの環境を変える。
視聴した感想
番組ではこれ!といった1つの結論を出すわけではありません。
哲学者の言葉や考え方を参考にそれぞれ見た方がご自身で答えを導き出します。
個人的には今回のメルロ=ポンティさんの考えは、参考になりました。
やる気がないという気持ちを変えるのではなく、周りの環境を変える。
先日NHKスペシャルで放送されたこんまりさんの「片づけ」にも通じるところがあるように感じました。
※「家事が全て面倒くさい!どうすれば良い?」の配信は終了しました。
※この記事の情報は2019年4月13日時点でのものです。最新の情報はU-NEXT公式サイトでご確認ください。