2019年3月6日(水)のNHKあさイチでは「40代と50代がピンチ!家計の危機をどう乗り越える?」が放送されました。
以下では放送内容とともに最後に見逃し動画のお得な視聴方法を紹介しています。
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— NHKオンデマンド (@nhk_ondemand) 2019年3月6日
40代~50代は自己破産がもっとも多く(全体の約半数)、家計の危機に陥る危険性がもっとも高い年代なのだとか。
そんな40代・50代の家計のピンチを乗り切るための対策が紹介されました。
放送内容
40代~50代は住宅ローン、教育費、親の介護など大きな支出が重なる年代です。
さらに家計を追い詰めるのが
想定外の出費です。
たとえば
・家の管理費の上昇
・冠婚葬祭費の負担増
・子供が遠方の大学へ進学したことによる想定外の仕送り
などです。
それにより貯金が思うようにできない、家計が赤字になってしまった、子供の教育費のためにローンを組むしかない、最悪では住宅ローンが払えない、などという可能性もあります。
番組では
家の管理費が毎月3万円増えたという方、
子供が払えなくなった奨学金の請求書が500万円、
という例もあげられました。
このようにさまざまな理由により家計が赤字に陥る人が少なくないのが40代~50代なのです。
そこでやるべきなのは、
「家計の見直し」
です。そこには1つのポイントが!
時代に合わせた家計シフト
今回提唱するのが、
時代に合わせた家計の見直し
キーワードは時代に合わせた家計シフトです。
家計シフト=時代の状況に合わせて家計を見直すこと
この15年、社会保険料UP、配偶者特別控除の一部廃止、定率減税の縮小・廃止、子どもの扶養控除の縮小・廃止など相次ぐ負担増により手取り額が大幅に減っています。
たとえば年収700万円の手取り推移は
2002年の587万円から2017年は537万円へ、50万円も減ってしまっているのです。
NHK「今日のあさイチ」で紹介された、人々の生活苦を示す貴重なデータ。年収700万円の手取り額が、2002年に587万円→2017年に537万円へと年50万円も減少している。しかもこの間に消費税は5%→8%へ上昇。「貧困層の固定化」に加えて「中間層の解体」が急速に進行している。 pic.twitter.com/y2fhnobWOj
— 大内裕和 (@ouchi_h) 2019年3月6日
しかも手取り額が減っているにもかかわらず、社会保障費の負担も増え、消費税増税も。
さらに昔に比べて大学の授業料も値上がりしています。
大学4年間の学費は1981年にくらべると2017年は私立で2倍、国立では3倍に!
このように負担は増えているにもかかわらず、収入が減っているというのが現状なのです。
そこで
「時代に合わせて考え方も変えていったほうがいい」
それが時代に合わせた家計シフトです。
事例1 老後の生活が不安
退職なし、年金も満額もらえない50代の夫婦が登場
夫婦共働きで老後のために毎月10万円積立ていましたが、長女が地方の大学へ行くことになり、仕送りに7万5千円かかるようになり、貯金が5万円へ。
思うように貯金できず、相談に訪れました。
診断の結果、実はこの家計の問題点は
定年後も9年間も住宅ローンが残っていることでした。
定年後このままでは年間350万円赤字になってしまう。
見直すべきは住宅ローン!
「年金生活になってからのローン返済額が長すぎる人は見直し検討すべし」
対策
・定年退職までに返済終了にすること
・そのために金利の低いローンへの借り換えをする
今回のケースではネット銀行の住宅ローンで借り換えたことで、借り換え手数料は80万円かかりましたが、220万円近く返済額を減らすことができました。
ローンは定年後までひっぱらないことが重要。
貯蓄よりも借りてるものがあれば先に返した方がいい。とのことです。
※このあたりの判断はご自身ではなかなか難しいのでファイナンシャルプランナーに相談に乗ってもらうのがおすすめです。日本FP協会などを参考にしてください。
貯め期をあらかじめ知って逃さない
人生の貯め期は3回!
1、結婚して出産するまでの間
2、子どもが小学生の間
3、子どもが独立してから60歳までの間
人生のお金の貯め時の3回をあらかじめ知って逃さないこと。
我が家もいまは貯め期(2)でしたが、正直言って全然貯まらない~!
でも子供が小学校を出ると今よりもっと厳しいのだそうです!!
保険の見直し
保険は絶対必要という考えはあらためる。
医療保険は入院に手厚い保障が必要かを検討する
生命保険の見直し
子供の成長に合わせ必要額の見直しを!
時代に合った考え方
事例2では子供が2人大学へ進学したことで家計がピンチになった家庭を紹介。
大学の学費のためにあらたにローンをしてしまいました。
しかし、親が自分にしてくれた時と今は時代が違います。
親がまだ若かった頃は、年功序列で年齢を重ねることで自動的に給料が増え、銀行にお金を預けておくだけで増える時代でした。
しかし、今はその逆になってる人も少なくありませんし、銀行に預けても利子などほとんどありません。
自分の親がしてくれたことを自分の子供にもすべてしてあげたいと思ってしまわないことが大切なんだそうです。
感想
家計の見直しとして挙げられたものはこれまでもいろいろなところで言われてきたことで特に目新しいものはありませんでしたが、放送後は手取り額が12年前にくらべて50万も減っていることなど、あまりにも厳しい現状が話題に。
節約しても生活が楽にならない現実の厳しさを突き付けられたような感じです。
「これ以上家庭に努力を強いるのではなく国がなんとかすべき問題なのでは?」
「ここまでの厳しい現状でさらに個人に節約を強いるのか」
「手取りがここまで減っているのに、学費が2倍っていうのがそもそもおかしい」
などの声が多く出ていました。
とはいえ、いかに現実が厳しいものなのかを再認識するきっかけにはなりましたし、家計を見直ししていかないとという危機感を感じたのも確かでした。
再放送・見逃し動画
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そのポイントであさイチ「40代と50代がピンチ!家計の危機をどう乗り越える?」の回を視聴することができます。(残りのポイントも他の見たい作品の視聴に使えます)
配信は放送より2週間限定(3/19まで)予定されています。
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※この記事の情報は2019年3月8日に更新しました。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。