6月20日(木)放送のNHK Eテレ「世界の哲学者に人生相談」のテーマは「社会の中での生きづらさ」です。
今回のお悩みは、他の人とずれていると感じて「生きづらさ」を感じている女性からのお悩みです。
今夜10:50 【テーマ:社会の中での生きづらさ】
そこから抜け出すにはどうすれば良いのか?
フランスの哲学者 #ミシェル・フーコー の
考えから抜け出すヒントを探ります。
ゲストは #室井滋 さん「#世界の哲学者に人生相談」 #Eテレ
6月20日(木)午後10:50https://t.co/MRSmkDF0oy— NHK Eテレ編集部 (@nhk_Etele) 2019年6月20日
小学生の時から自分だけずれている感覚があるという20代女性。
20代になっても服の流行についていけない
頑張って浮かないようにすると苦しいという
そんなお悩みにヒントを与えてくれるのがフランスの哲学者ミシェル・フーコー
医者の家柄で裕福だったフーコーは20歳でエリート校に入学し、哲学を学ぶ
しかし、そこから彼の人生は大きく変わっていく
大学での厳しい規律、人間関係になじめず、さらに同性愛者であることに苦しむ
「人と違う」
生きづらさから自殺未遂を繰り返した。
生きづらさの根源にあるのは狂気
フーコーは時代ごとに社会の大きな価値観が異なることを「エピステーメー」と名付けた。
簡単に言うと「エピステーメー」とは社会全体のみんなの常識。
「狂気」の社会的な位置づけも、エピステーメーによって大きく異なる
しかし、時代が変わればエピステーメーも変化し、生きづらさも変わって来る
「生きづらさ=環境の問題」
狂気=常識から外れたもの
エピステーメーの変化によって生きづらさが変わると考えた。
さらに、私たちは知らぬ間に「心の監視システム」にとらわれているという。
それが「パノプティコン=自分を監視する目」
ではそこから抜け出すにはどうすればいいのか?
フーコーは「実存の美学を極めれば生き方は変えられる」という。
実存=自分らしくあることに誇りを持つ。
ゲストは室井滋さん
個性派女優として長きに渡り輝きを放つ室井滋さんも
幼いころから「人とは違う」ということに悩んでいたという。
富山の田舎町で両親が離婚
当時はめずらしく、変わった目で見られた
しかし、女優を志し、上京すると今度は自分より個性的な人ばかりで
「自分は個性が足りないのではないか」
と自信を失っていった。
そのような体験談を交えながら、
自分らしく生きるヒントについて探ります。