IQ130以上が目安とされる生まれつき高い知能や才能を持つ「ギフテッド」と呼ばれる若者たちがいます。
マーク・ザッカーバーグ、ビル・ゲイツなども“ギフテッド”とされ、日本にも250万人以上いると言われています。
IQが高く、頭がいい彼らは楽に生きていけると思われがちですが、ギフテッドならではの苦悩や生きづらさがありました。
8月28日(水)のクローズアップ現代+はそんなギフテッドの知られざる苦悩に迫る「知られざる天才 “ギフテッド”の素顔」が放送されました。
【今夜10時】
3歳で漢字を書き始める。小5で大学レベルの数学を解く…
「天から才能を授かった人」を意味する #ギフテッド 。
日本にも250万人以上と言われる #天才 たちです。
高い知能を持つ一方で、周囲から浮き、生きづらさを感じることも!?#クロ現プラスhttps://t.co/RAFs3JNqJ8— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 2019年8月27日
小中学生の不登校が深刻化し、日本でも画一的ではない教育を模索する動きが本格化し始めています。
そのような中注目されているのが、ギフテッドと呼ばれる若者たちです。
「ギフテッド」を通して見えてきた日本の教育の課題とは?
放送内容
小学5年生にして大学レベルの数式を解く男の子
16歳の時に独学で交響曲をつくった青年
飛びぬけた能力をもつ天才たちはギフテッドと呼ばれている。
その素顔に迫るためアンケートを実施、意外な事実が明らかになった。
「人間関係のストレスから体調を崩した」
「はみ出し者的なレッテルを貼られた」
「先生から嫌な顔をされる」「宇宙人と言われた」
周りから理解されず、9年間不登校になった子ども、あえて才能を隠して生きている子供も。
番組に登場したIQ188の青年は、子供の頃から両親にすら理解されない孤独感を感じて生きてきた。
興味のあることと無いことの能力に凹凸があるのもギフテッドの特徴だ。
ひふみんこと加藤一二三さんは過去63年間の対局すべて覚えているという。番組では59年前の対局を再現!
ものすごいギフテッドだが、苦手なことも多いという。
ギフテッド教育専門家の川崎由紀子さんは、日本のギフテッド教育の現状とこれからの課題を指摘。
日本はどうしても出る人をたたき、平均的にならそうとする社会だ。一方欧米はギフテッドを育て皆でその恩恵を受けようという考えだ。
頭がいいから楽に生きていけるんじゃないかと思われがちな彼らだが、周りの理解が得られないことで感情の発達に問題がでるケースも多いと言う。
落ちこぼれじゃなく浮きこぼれ。
そんな彼らが才能を十分に発揮できる社会には何が必要なのかを考える。
再放送について
「クローズアップ現代+」はその週に放送された中から反響の大きかった回を毎週1つピックアップして「クローズアップ現代+選」として金曜日の深夜に再放送しています。
何が放送されるかは現時点では未定です。金曜の午後以降にNHK番組表などで発表されます。こちらでもわかり次第更新いたします。→今週のクロ現+選は「知られざる天才ギフテッドの素顔」に決定しました!
クローズアップ現代+選
8月30日(金) 25:40~26:10
配信は終了しました。
※この記事の情報は2019年9月15日に更新しました。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。