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NHK クローズアップ現代+

老後資金が不安な方必見!クロ現+スペシャル「老後のお金」編 家計改善のポイントは?~動画の見逃し配信

8月8日(木)放送のクローズアップ現代+は夜7時30分から放送時間を拡大して「老後のお金」不安解消スペシャルが放送されました。(前半「老後のお金」後半「ひきこもり」)

金融庁の報告書をきっかけに日本中を覆った老後不安、年金不安。

「老後のお金は本当に足りるのだろうか?」と漠然とした不安を抱えている方も多いと思います。

そんな老後のお金の不安をどのように解消し、将来へ備えていけばいいのか?

クローズアップ現代+はそんな老後資金の不安について取り上げ、多くのケースを挙げながら具体的にどのような対策をとっていけばいいのか、について考えます。

このページでは8日に放送されたスペシャル前半の「老後のお金」編の内容についてまとめました。

ケース1 77歳男性

将来お金の不安を感じているという元タクシー運転手の77歳の男性。

一時900万円の貯金があったが、現在の貯金は65万円。
年金は2ヵ月で29万円。

生活が厳しくなったきっかけは退職から6年後の妻の死。

家計を妻にまかせきりだったことに加えて、糖尿病や呼吸器系の病気、自宅の修繕費など出費がかさみ、生活が厳しくなっていったといいます。

食事はスーパーの値引きを狙って半額の食品などを買う。息子がいるが自分たちの生活で精いっぱい。

そこで登場したのが、高齢者の家計改善のプロ・ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さん。

家計のプロのアドバイスは?

1、自分の収支の状況を正しく知る
月の書籍代を聞かれて答えられなかった男性。
まずは月の収支を知ることが第一歩です。

2、習慣化した出費にメス
次に車や保険代、書籍代、などこれまで習慣化していた出費をひとつずつ見直していきます。
今回男性は車を売る、保険や書籍代の見直しで年間50万円の節約に成功しました。

とはいっても生活が苦しい中で、自分でファイナンシャルプランナーを探し、家計の見直しを依頼するというのは、費用の問題もあり、なかなかハードルが高いですよね。

そのような方にも利用できる制度があります。

それが国が2015年からはじめた「家計相談支援事業」です。

「現に経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者」を対象に、自治体から委託を受けたファイナンシャルプランナーや社会福祉士が、無料で家計診断をしてくれるというものです。

相談してみたいという方は、お住まいの自治体に問い合わせるか、「家計相談支援事業 ○○市」などとお住まいの地域で検索してみると詳細を知ることができるかと思います。

家計相談支援事業を受けた先ほどの男性は、医療費の控除をして確定申告をすることで税金が戻ってくることがわかりました。

ポイント
年金は所得税が源泉徴収される。
年金生活の人は年末調整がないので、自分で確定申告する必要がある。
確定申告をすることで税金が戻ってくる可能性がある。

2、子供が親に援助をしているケース

国の調査によると、40代~60代の約7割が月に平均6万円、親に仕送りなどの援助をしているといいます。

番組に登場した41歳のシングルマザーの女性は両親の生活費をひとりで負担。
両親の年金額は月13万円。
子供への仕送りもあり、月32万円もの赤字で貯金を取り崩しています。

そこでファイナンシャルプランナーに相談。
今の貯金では3年もたないことがわかりました。

今の問題点は両親とお金の話ができていないことにあると指摘。

特に父親が聞く耳をもたず、赤字を認識していないのだと言います。
そこでまず現状を認識してもらうことが解決への第1歩です。

とはいえ、なかなかお金の話というのはこれまで避けていた家族にとって切り出しにくいものです。そこでファイナンシャルプランナーの方が提案したのが「手紙でのやりとり」です。
ポイントは回数を重ねて少しずつ、根気よく話を続けることだそうです。

感情的になってしまいがちなお金の問題を手紙などで家計収支を数字でみせることで赤字を認識してもらいます。

また、今回この女性の家族には
「払い済み保険」というテクニックが紹介されました。

「払い済み保険」とは?

これまでかけてきた保険の支払いをやめる手続き。
死亡保険は小さくなるが、支払いを辞めることができる。

3、夫婦でお金の話ができないケース

中2の娘を持つ40代の女性
夫婦共働きで、世帯年収600万円台
娘が高校生になると教育費が月8万円かかると言います。
これまでできていた貯金ができなくなるのではという不安を持っていました。

家計見直しのプロ横山光昭三さんは、お金の問題をよく家族で話し合う重要性を指摘。
話し合わないことの最悪のリスクは老後の破産、老後貧乏だといいます。
そこで、月に1回家族マネー会議を提案しました。

また、今回のケースで現役世代の大きな負担が子供の教育費にあるということが浮き彫りになりました。

年間の教育関係費は40代で47万円、50代で52万円にものぼります。

そこでまずは収支を書き出し、足りるお金、足りないお金を書類で見せることが重要とのことでした。

老後のお金は若いうちから

20代、30代など若いうちはなかなか老後のお金について考える人は多くありません。
しかし、老後になって節約しようにも身に付いた生活習慣はなかなか変えられず、浪費をやめられない人が多いのが現実です。

そのようなケースとして一人暮らしの30歳の男性が登場
個人事業主の男性は年収700万円ありますが、老後の備えや貯金はまったくないと言います。

あるだけ使ってしまうのだといいます。
ここまでのケースはまれだとしても、たしかに身に付いた金銭感覚はなかなか戻らないというのは身に覚えがあります。

そこで大切なのが、まずは貯蓄、残ったお金で暮らす習慣。
たとえば手取り55万円のこの男性の場合、収入の2割、11万円を貯金することが大切だとのことでした。

まとめ

私たちはこれからどうすればいいのか?
・危機感の見える化→危機感UP→貯蓄UPのモチベーション
・1ヶ月の収支を把握する(いくら使ったか、いくらためたか)
・家族で風通しをよく、お金会議をする

今回のクロ現+スペシャルは、具体的なケースを題材に、ファイナンシャルプランナーの人がアドバイスをしていく形式で、とてもわかりやすかったです。
老後に関して漠然とした不安をもっている方も番組をみれば、自分のやるべきことが見えてくるのではないかと思います。

※配信は終了しました。

※この記事の情報は2019年8月14日時点でのものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。

-NHK クローズアップ現代+