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老後を考える・老後の生き方

NHKスペシャル 老人漂流社会 「団塊世代 しのびよる老後破産」の動画配信 老後の貯蓄額はどれくらい?

大きな反響を呼んだNHKスペシャルの老人漂流社会シリーズ

2016年4月17日に放送された「団塊世代 しのびよる老後破産」は日本の屋台骨を支えてきた「団塊世代」にしのび寄る老後破産の現実を伝えます。

老後の生活への不安が叫ばれる中、今改めて視聴してみました。

その放送内容をご紹介します。

放送内容

戦後の日本社会を背負ってきた団塊の世代(1947~51年生まれ)およそ1000万人。
8割はサラリーマン、いま65~69歳、老後を迎えている。

一億総中流、経済的に余裕がある世代と言われてきた。

しかし、現実は一律で豊かな世代とは言い切れない。

・親の介護負担
・子供への経済支援(団塊ジュニア約790万人は就職氷河期にあたり、非正規雇用が約3割にものぼる)
・親と子の板挟み

そのような家庭の現実を取材した。

一人暮らしの男性(69歳)川口さん

遠方の介護施設に97歳の母親を預ける69歳の男性。
都内で暮らす39歳の息子もいる。
2人を支えたくても余裕がない。年金はひと月14万円あまり。

家賃や医療費を払うと家計は赤字。

働きざかりの時は年収が1000万円をこえることもあった。
しかし仕事ばかりで家庭を顧みず40代の時に離婚。

その後体調を崩し、非正規で職を転々とし、現在は年金だけでは暮らしていけない。
家賃に光熱費を払うとほとんど残らず赤字。
貯金もない。

横浜の介護施設にいる90代の母に会いに行くのもに1回5000円かかる。

重い負担だ。

働き続けなければ自分の家族も支えられない。
働き盛りの時に貯蓄をつくることができなかったことが大きく響いている。

団塊世代の貯蓄額アンケート

100万円未満・・・20%
100~300万円・・・13%
300~500万円・・・9%
500~700万円・・・7%
700~2000万円・・・25%
2000万円以上・・・23%

親と子の世代に板挟みになっている夫婦

夫67歳 妻67歳の団塊世代夫婦

1ヶ月の収入は

夫婦の年金・・・22万円
夫の給料・・・15万円

合計37万円

一見、十分のようにも思えるが、毎月赤字だという。その理由とは?

以前は妻の母89歳と3人で同居。
おだやかな老後が続くと思っていた。

しかし、2年前想定外の出来事が!
妻を亡くした36歳の息子が親を頼って同居することに。

洗濯から食事の世話まで孫の面倒を見ている。
息子には収入がほとんどなく、生活費の面倒も見ていると言う。

さらに認知症が重くなった母。
介護に追われるようになった。

医療と介護にかかる費用は3万2千円。

おもがけない6人の暮らし。

さらに家を広く改築するための住宅ローンが重くのしかかる。

9万9千円×13年間

79歳11か月までローンが残る。

さらに6人の食費付き15万円。光熱費、水道代

毎月赤字が10万円

減り続けていく預金。

預金は200万円。このままだとあと2年で底をつく。

60代70代になっても体が続く限り働かなければならない現状。

背景には何があるのか?

団塊世代=豊かな世代ではなく、格差の大きい世代
貯蓄額、収入額の格差が大きい。バブル経済崩壊の不況期が大きな影響を与えていると言う

格差が広がっている。

さらに貯金が十分にあっても、老後破産の危機とは無縁ではない現実も見えてきた。

団塊世代68歳の男性

91歳の母と実家で二人暮らしの68歳男性。
全ての面倒を一人でみている。

年金だけで暮らしていけず貯金を切り崩している

貯金額は2000万円。老後を暮らすには十分だと思っていた。

しかし、認知症の母から目を離せないため、仕事に出ることすらできない。

貯金を切り崩す生活。

食費は1日500円。

ひとパック数百円の惣菜を小分けにして食べてる。

毎日30分訪問介護のサービスを利用している
週5日1回30分

デイサービス週2回

介護サービスにかかる費用は月に2万2千円。

以前は3万円だったが、これ以上預金が減っていくことをおそれ介護サービスを減らした。

収入
8万円

支出
食費 3万円
光熱費 1万1千円
医療・介護 3万円
通信費・交通費 4千円
固定資産税 3万円
保険料 4万5千円
合計15万円

赤字 7万円

訪問介護のサービスが大きな負担となっている。
そのためもっと頼みたくても節約のため、介護サービスを我慢するという事態が多くなっている

5年間の取り崩し額は400万円

貯金がなくなったら終わりという。

赤字を補うため働いて収入を得たくても親の介護で目が離せないため働くことができない。

親の介護に自分の老後の貯金を切り崩している現実。

自分の老後より家族を守ることを優先した世代。

団塊世代は親の面倒は自分で見るのが当たり前という価値観がある。

親の長寿により先が見えない介護生活の厳しい現状がひしひしと伝わってくる内容だった。

視聴して
前回視聴したNHKスペシャル「老人漂流社会~老後破産の現実」に続き、今回の「団塊世代 しのび寄る老後破産」もかなり厳しい内容でした。
介護保険サービスの拡充や社会での支え合いのしくみなど番組内で示された解決策は理想論ではあるけれど、すぐに理想通りに実現するのは難しいでしょうし、個人でどうこうできるレベルの解決策ではありません。
それよりもこの番組を観た一人ひとりがこれまで目を背けてきた自分の老後に関して考え、今できることからはじめていくことが必要だなと感じました。つい目を背けがちな老後について考えるきっかけとして視聴をおすすめいたします。

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配信は2020年4月29日までを予定

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こちらもあわせて視聴をおすすめします。
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NHKスペシャル「老人漂流社会~老後破産の現実」を観て「長寿という悪夢」

※この記事の情報は2019年5月14日時点でのものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。

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