5月21日(火)のクローズアップ現代+は「刑務所が“ついの住みか”に!?~おひとりさまが危ない~」が放送されました。
今夜のゲストは津田塾大学 客員教授の村木厚子さんと、龍谷大学 法学部教授の浜井浩一さん。
身寄りのないお年寄り女性が再犯をくり返さずにすむ社会を考えます。
今夜10時(総合)#クロ現プラスhttps://t.co/auOSFkmKGD(写真:左から、武田、村木さん、浜井さん) pic.twitter.com/xuD9BXEzJd
— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 2019年5月21日
一人暮らしの高齢女性が万引きなどの罪を繰り返し、何度も刑務所に戻って来るケースが増えているのだという。
さらに今、刑務所で一見、介護施設のような光景が広がっているという。
認知症のリハビリを受けている76歳の女性は2度目の服役
3年前、刑務所で認知症と診断された。
介護などを頼れる家族もいない
刑務所ならお金に困ることなくご飯も食べられ介護も受けられる。
それゆえ、罪を犯すことを止めらない。
刑務所が対の住処になっている!?
笠松刑務所では5人に1人が65歳以上
認知症の受刑者も少なくない。
認知症の人は集団行動が難しいと言われている。
執行猶予中にふたたび万引きした75歳の女性
出所後わずか6日間で万引きと置き引きを繰り返した。
デパートの販売員をしながら子供2人を育て上げたが、夫とも離婚し、現在は子供とも疎遠。
頼れる家族もいない。
これまで懸命に働き、子どもを育てあげた主婦。
その晩年が一人で刑務所ではあまりにも悲しい。
これらの原因として
困難の連鎖
社会的孤立
が挙げられる。
出所しても安心して暮らせる社会ではないことが何度も犯罪を繰り返してしまうケースにつながる。
なかなか簡単に解決する問題ではないが一人ひとりが「ひとごと」ではなく自分にも起こりうる事態の1つとして真剣に考えることがまず第一歩なのではないかと番組では提案された。
「一人暮らしの高齢女性が罪を犯さずにすむ社会とは?」
刑務所などの施設で勤務経験があり、司法や刑務所について詳しい浜井浩一さんに聞きます。
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— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 2019年5月21日
背景にある独り暮らしの高齢者の急増
おひとりさまの高齢者
困窮している人
生きづらさを抱えている人が増えている。
さらに家族と疎遠になったり、近親者の死去により
認知症が進んでも誰も気づかない事態。
「おひとりさま」が安心してくらせる社会について考える。
「なぜ一人暮らしの高齢女性が罪を繰り返してしまうのか」
厚生労働事務次官を退官後、罪を繰り返す女性や障害者の支援に力を入れる村木厚子さんに聞きました。
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— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 2019年5月21日
衝撃だったのが、高齢者が万引きする理由の第1位が「節約のため」だったということ。
節約のための万引きしなければならないという現実。
さらに刑務所が介護施設のようになっていること。
「ここ(刑務所)がいい、ありがたい」
という高齢者の声が生活に困窮したおひとりさまの現実を物語っていた。
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※この記事の情報は2019年2月23日時点でのものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。